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研究プロジェクト紹介

科学技術振興機構 A-STEP ステージII
無電極高効率発熱ランプの開発とその超低消費電力型加熱装置への適用

■研究代表者 鮫島 俊之 教授 研究室ホームページ

従来の加熱装置の問題点であった高価格材料、大熱容量熱損失、複雑な配線と断線の諸課題を完全に解決するために、大学発シーズである独自の発想の無電極低熱容量の発熱ランプcarbon heating tube (CHT) を開発する。さらにCHTを用いた新しい構想によるマイクロ波照射型減圧加熱炉装置を開発して、1000℃加熱、昇温率30℃/秒の高速加熱に実現に加え、従来装置に比べ50%の大幅な省消費電力を実証する。本企画の達成は、今日の産業界が抱える消費熱量と消費電力コストの問題を低減し、産業界の活性化と低環境負荷社会の実現に貢献する。さらにCHTを用いた新省電力加熱装置産業の創出を実現する。

プロジェクトの詳細は科学技術振興機構サイトをご覧ください。

科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業(CREST)
脳波の機械判読によるてんかん診断・治療支援AIの構築

■研究代表者 田中 聡久 准教授 研究室ホームページ

てんかん患者の脳波と、医師による診断を学習する「診断・治療支援AI」を実現します。てんかんは我が国に100万人の患者がいる一方、脳波を判読できる医師は600名程度と限られています。発作による交通事故は毎年一定数発生するなど、社会的対策が急務です。本研究課題では、病院で測定した脳波に対して、専門医の判断を学習できるシステムを構築します。そのために、脳波データを整形し、その意味を学習できる技術を開発します。

プロジェクトの詳細は科学技術振興機構サイトをご覧ください。

文部科学省 科学研究費補助金 新学術領域研究
医用画像に基づく計算解剖学の多元化と高度知能化診断・治療への展開

■計画班 研究代表者 清水 昭伸 教授 研究室ホームページ

本計画班では、人体臓器の形態や濃度などに着目して、従来の計算解剖モデルを時間軸と空間軸方向に拡張する。具体的には、胚子から死亡後までの時間軸に沿った加齢に伴う変化を統計数理的にモデル化する。また、病理画像上の μm オーダーのミクロ解剖と、 CT 像上の cm オーダーのマクロ解剖を結びつけるモデルを作成し、両者を融合することで、時間軸と空間軸方向に拡張した多元計算解剖学モデルを構築する。本研究では、このモデルを用いることで、与えられた患者の画像から、任意の時間と空間スケールにおける病態情報も含めた仮想的な人体を復元することを目指し、そのための数理的基盤の整備や画像解析アルゴリズムを開発する。

プロジェクトの詳細はHPをご覧ください。


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